こっそりぶろぐ

こっそり書くが別に秘密にもしない。

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もう2週間前

突然、にょろにょろに行くことになった。天気予報は大荒れ。

その天気予報が、東京から北海道に遊びに来ていた先輩と、その彼女の知床に行くという予定を変更させた原因だった。そこで、急遽札幌近くでの遊びを考えなければいけなくなった先輩の立てた計画が、スノーシューハイキングにょろにょろだった。

誘いのメールは前々日だったが、有名なにょろにょろにまだ行ったことがなかったので二つ返事でOKした。しかし、ほかの人たちは天気やほかの予定で来れなかったらしく、結局3人で行くこととなった。

先輩の彼女とは初対面だったが、この計画でいくつもの危機をともに乗り越えたことでだいぶ仲良くなれた気がする。やっぱり歩く会はきよたより計画だ。

にょろにょろには、先輩の幽かな記憶を頼ってたどり着いた。諸事情でスタート地点を変更したこともあり、スノーシューを履いてからも本当にこの道がにょろにょろに通じているのかというドキドキ感はにょろにょろにたどり着くまで消えなかった。

しかし、たどり着いたにょろにょろには不覚にも感動してしまった。これまで動画や写真で何度も見ているし、どんなものかは分かっていたはずなのに、わかったつもりで全然自分がにょろにょろのことをわかってあげられていなかったことに気づいた。ちょっと悔しいくらい良かった。

その帰り道、予報どおり大荒れとなった天気により、車が農道でふきだまりにはまるというトラブルが発生した。来るときなんともなかった道が、強風と雪によって真ん中あたりまで雪が吹き溜まっていた。冬の北海道の車にスコップは必要だと実感したが、持ってなかったのでなぜかトランクにあったチリトリで代用した。
ちょっとでもドアや窓を開けていると強風と共に雪が車内に飛び込み、みるみるうちにミニニョロニョロが出現する。山スキーヤーにおなじみの知床岳の遭難事故を思い出させる状況で、一致団結してチリトリや手で車の周りや下の雪を掘り続けた3人の努力で、一度はふきだまりから抜け出し、自由を取り戻したフィットだったが、またその先のふきだまりで動かなくなった。
仕方なくJAFに電話し、現在地を説明していると、ホワイトアウトした正面の視界の向こう側から、強い光が近づいてくる。除雪車だ。JAFには除雪車が来た旨説明し、電話を切った。

先輩の彼女が除雪車の運転手に助けを求めに行っているところを車内から男たちは見守る。ヒッチハイクなどで培われた歩く会式交渉術だ。

そして、助けてもらい何とか危機を脱出できた。安全なところに車を置くとお礼を言う間もなく除雪車は農道の奥へと行ってしまった。また突き当たったら戻ってくることは分かっていたので、そこで待っている間、先輩は感謝の気持ちを財布から取り出し、渡す準備をしていた。

戻ってきたところに3人でお礼を言い、最後に先輩が除雪の人に、感謝の気持ちを手渡そうとした。

「いいよ、お前たち学生だろ」
男らしい彼は、少し照れながら気持ちは受け取らずそう言った。
3人は誰も否定しなかった。
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