こっそりぶろぐ

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傍聴

 先々週休日出勤したときの代休をとって、今日は休みだった。
 午前中はそれなりにやることがあったが、午後はやることが無いので学生のときから一度行こうと思っていた裁判の傍聴に行ってきた。ネットでした下調べによると一階ロビーに今日の事件が張り出されているとのことだったが、わかりづらくてなかなか見つからなかった。あまりうろうろして知り合いに見つかるのもイヤだったので、すぐ案内のおじさんに訊いた。きっと何度も同じような人を案内しているのだろう、とても親切かつ的確に色々教えてくれた。
 
 掲示を見てみると、色々事件があるようだが時間的にそのときやっているのは一つか二つしかなかった。裁判をやっているのは7階と8階だ。とりあえず8階のほうにしてみた。

 エレベーターで昇り、最初に見つけた部屋に入ってみた。TVや映画で見るのと同じような部屋だ。意外と傍聴席も人がたくさんいて、中には若者も何人か。結構メモを取ってる人も多かった。この裁判は被告が本当にどうしようもない人で、いくつもの事件を起こしていた。最初入ったときは万引きについてだったが、ホーマックでデジカメやプリンタを万引きして、それぞれ3000円で質に入れたり4000円で売ったりしていたらしい。安。
 窃盗はまだ耐えられたが、小学生への強制わいせつまでやっていた。しかも以前にもそれで捕まっているらしい。検察官が事件の内容や被告の嗜好について、容赦なく詳細にわたって説明してくるので、いたたまれなくなって途中で出た。
 本人の供述みたいなのを検察官が読み上げるのだが、明らかにこのおっさんが言ってないであろう難しい用語とかが出てきて、当たり前だけど他の人が文章を作ってるんだなと言う感じだ。
 内容は被告の生い立ちから始まる長く、全く共感できないものだった。一つ最も印象に残っているフレーズは、「出所後、私はすぐにロリコンの世界に戻りました。」
 これだけはちょっと笑いそうになった。何だその世界。戻るなよ。
 小学生の頃からよく“知らないおじさん”に気をつけるよう言われていたが、そういう危ない人が実在するということがわかっただけ良かったかもしれない。将来子供が出来たら気をつけさせようと思った。

 次に入った部屋の入り口には詐欺と書いてあった。この部屋はさっきと違い雰囲気が少し硬い感じだった。傍聴席の人がほとんどスーツだったのは事件の関係者だったのかもしれない。
 この事件はたまたまだがぼくの仕事とも関係があるものだったので、少し興味深く見れた。こんなことされたら防ぎようがないけど、発覚したらこういう処理をしなきゃいけないなあとか思いながら見ていた。ただ正直、こっちの事件は大して人の興味を引くようなものではないので傍聴席も結構寝ていた。
 検察官は若く、中学時代の友人に似ていたので少し親近感が沸いたが、彼の話し方も眠気を誘うものだった。サークルの審議を思い出しながら他の人の様子を観察していると、弁護士と目が合った。だいだいじゃないんだからちゃんと集中しろよ。でも、意外と裁判官も弁護士も聞いてるんだか聞いてないんだかわからないような態度のわりには流石にプロで、ちゃんと要所要所で的を得た指摘をしてくる。裁判官は、見た目の割りに態度が軽い感じだったのが印象的だ。

 この日は判決は出ず、最後に弁護士と次の裁判の日程の打ち合わせみたいなのをして終ったが、なかなか予定が合わないのがちょっと面白かった。
 裁判官の最初の提案に対して弁護士が「その日はちょっと空いてないですね」みたいなことを言うと、裁判官は「○日差し支えね。では、△日の午後は?」「その日もちょっと…」「△日差し支え。□日~■日は裁判所が差し支えだから…」
 というように、やたらとサシツカエという言葉を使いたがる。専門用語なのか知らないけど、弁護士は全然使わないのに裁判官がわざわざ言い直してまで使うのが気になった。
 今度からぼくも使ってみようと思う。
「全体合宿行こうよ。」「いや、その日は差し支えだから。」みたいに。

 今後傍聴に行くことは身近に関係あるような裁判でもない限り二度と無いだろうけど、面白い経験ではあった。
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